※いま正規譜面が嫌いなら絶対に開かないで下さい．譜面が綺麗すぎて，ほぼ100％その場で難落ちしてしまいます．
この記事では正規譜面によるクリアを目標としています．
2019年12月11日，"SCREW // owo // SCREW"という名の楽曲が弐寺に追加されました．作曲者はかめりあで，ボルテではよくボス曲を担当しています．弐寺にもPENDUALの頃から，各作品ごとに２曲ほど新曲を書いています．今作はデフォルト曲で既に２曲登場しているのですが，その片割れである"Ska-sh All Neurons!!"をまだ遊んでいなければ，是非遊んでみてほしいです．中毒性の高い一曲だと思います．さて，攻略に移る前に言いたいことｇ(ry
SCREW // owo // SCREWは最高です！
まずは曲を聴きましょう．
健 康
になったところで，攻略の上で気を付けたことを書いていこうと思います．
攻略までにしたこと(易クリア編)
敵を知ろう
まずは敵を知りましょう．分かっていることでも改めて確認することは大事です．現場猫を思い出してください，彼が何のためにいるのかを思い出せば土台を積み上げることの大切さが分かるでしょう．というわけで．
まず，この曲のBPM*1は114です．ですが，降ってくるノーツの多くは16分か32分なので，実質BPM228であると考えてしまっていいでしょう*2．228の16分皿ってPlan 8(BPM212)より速いんですよ…譜面傾向は「高速連皿，終盤難」です．そして今回の攻略で見逃せない最大のポイントはBGA*3にあります．BGAを見ると嫌でも野菜が目に入ってきますね．そう，答えはここにありました．
野菜を食べましょう
野菜なら何でも構わないかもしれませんが，僕はローソンのミックスサラダを食べました．野菜生活にすべきだったかもしれませんが，結果的にハードできたのでSCREWされているかどうかはあまり関係ないのかもしれません．また，"ミックス"サラダを選んだことがどの程度影響を及ぼしているかを調べることは，今後の野菜攻略法を研究するうえで重要になるかもしれません．かもかもうるさいわね！🦆夏休みの自由研究にはいいテーマではないかと思うので，よかったら誰か調べてみてください．
健康志向を高めたところで，少し譜面を見てみましょう．前述のとおり高速連皿が厳しい譜面ですが，先に鍵盤をおさらい．開幕のブレイク前の配置です．
皿と一緒に横に広い同時押しが8分間隔で降ってきます．ここで削られるようだと，皿が極端に得意でない限りはハードに苦戦を強いられるかと思います．中盤にはこれをもう少し押しにくくした譜面が降ってきますが，できれば難なく押し切れたほうが好ましいです．同時押しに苦手意識がある方は，Wanna Party?の墓譜面*4にランダムをかけて練習しましょう．
ポイントその１
鍵盤だけ見れば☆12の中では優しいほうなので，ランプを付ける時期にはそれほど苦戦しないかと思われます．問題は皿です．ヤバイわよ！👆易クリアにおいて重要になる皿について説明します．
ここは絶対に落とさないでください，易クリアの生命線です．光らせられるとなおよいでしょう．ここで突然ですが，弐寺のゲージの増減システムについて簡単に触れておきましょう．
ゲージの増減システムについて(易ゲージ編)
まず，ざっくり二言で説明すると
- 光らせたほうが増える
- ノーツ数の少ない譜面は1GREATあたりの増加量が大きい
易ゲージについてはこれだけ覚えておけばいいと思います．もっと詳しく話すと，GREAT以上のゲージ増加量はGOODの増加量の2倍です*5．ちなみにSCREW // owo // SCREWの1ノーツあたりの増加量は0.34程度です*6．
先ほど示した黄色枠の中には60個のノーツが含まれているので，単純計算で最大60*0.34≒20%程度回復できるわけです．
ポイントその２
同様の理由でラストにも気を付けてください．
このことに気を付ければBP70前後で易クリアできると思われます(自分もそうでした)．ツイッターでクリア者のリザルトを探してみたところ，平均してBP70という感じでした．BP120でも易クリアしている人がいたので，易クリアまでは許容BPが大きいのかもしれません．
攻略までにしたこと(ノマゲ～難編)
野菜，食べてますか？この曲の攻略は野菜を食べるところから始まるので，まだの方は急いで食べてきてください．易クリアの際に気を付けるべきだと説明したことは，全て踏襲しておいたほうがいいでしょう．この記事では正規譜面での攻略を目標にしていますが，ランダムをかけることで次のような配置が生じる場合があることを紹介しておきます．まじでこの世の全ての当たり譜面好きに教えてあげたいんだｇ(ry
参考：ランダムをかけた際の当たり譜面
ラストの皿地帯で分業できるかどうかの判定は，5小節目で簡単に行えます．
これを見てランダムをかけるかどうかは，これを読んでいる方にお任せします．どの程度の試行回数があれば当たり譜面を(1回は)引き当てられるかという素朴な疑問については，次の記事が参考になるかもしれません．
愚直に正規譜面で埋めたい人や当たり待ちがだるいという人は，ついてきてくれると嬉しいです．
もっと！敵を知ろう，そして自分を知ろう
易クリアを狙うとき以上に，ある程度正確に譜面を見切っていく力が求められます．主観ですが，正規譜面でのノマゲクリアはハードと同レベルかと思われます．そのため，この記事ではハードに焦点を当てて攻略上の注意点を紹介します．
連皿との付き合い方
一年前，連皿の厳しい譜面のクリアを狙うとき，こんなことを考えていました．
- クリアしたいクリアしたいクリアしたいクリアし
ですが，連皿が苦手な人は僕含めて初見じゃ滅多に連皿曲をクリアできません．そこで何かうまい方法があるんじゃないかと考え出し始めるわけですが，そんなものはありません．地道にこつこつやっていくのが一番の近道です．それは回数をこなすことは勿論，譜面や自分と向き合うことが大事になります．どこでゲージを持っていかれるのか，どこは安定してゲージをキープできるか…よく分析したうえで対策をしましょう．数回プレイすれば何処が，どのあたりが良くないかわかるはずです．気が付いたらメモでもツイートでもいいので記録しておきましょう．そんなことを繰り返していると，ふと次のような考えが浮かんできました．
- 完璧を目指す前に，できることを増やそう
あれ？どこかで聞いたことがあるような…それ以来，譜面を構成する要所要所を一つずつ押さえていくのが最も効率がいいような気がしています．たかがゲーム，されどゲーム．そこに山があるなら，山登りの前の準備だって喜んでやりましょう．
自分との付き合い方
これはとても難しいことです．まさか音楽ゲームを通して人生について考えさせられることになるとは思ってもみませんでした．人間誰しも自分と向き合うことが苦手か，もしくは逃げ続けているのではないかと思っています．僕もそうです．いつも鏡を見るとその場から逃げ出したくなってしまいます．ですが，僕はこの曲から自分と向き合うために何が必要なのか教わりました．
もうお分かりですね．
野菜を食べましょう
かつてのローマの詩人ユウェナリスは願いました．健全な精神は，健全な肉体に宿れと．もともとは皮肉的な文脈で現れた言葉でした．その真偽は別として，やはり健全な肉体…つまり
健 康
であることが必要なのではないでしょうか．ちゃんと野菜食べていますか？今一度，自分の胸に問いかけてみてください．
ポイントその１
なるべくBSSは落とさないように気を付けよう．手首でもぎりぎり繋がるし，絶妙な長さのBSSは皿を一回転させるぐらいの余裕はあるので，頑張って取ろう．そのうえで第一の落とせないポイント．
ここのリズムは難しそうに見えますが，連皿地帯の中では理解しやすいほうです．この後に回復があるから押せなくてもいいじゃないか！という意見もあるかもしれませんが，精神的余裕を作るのは大事だと思っています．全神経をラストのために使いたいのであれば，やはりここのリズムは押さえておくべきでしょう．ハンクラ動画が上がっているので，参考にしてください．
ラストの連皿発狂地帯に入る前に，難ゲージのシステムについて触れておきます．
ゲージの増減システムについて(難ゲージ編)
こちらもざっくり二言で説明すると
- 光らせないと回復しない
- ゲージが30%を下回ると減少量が半減する(30%補正)
難ゲージはなんと，GOODでは回復できません．そのため易クリアの際に紹介した箇所は確実に光らせていきましょう．皿も出来るだけ光らせたいですが，皿を光らせるのは困難ですから，なんとかGOODで抑えられるように頑張りましょう．また，30%補正と呼ばれるシステムがあるので，ラストまで突入できたら諦めずに出来る限り粘りましょう．
ポイントその２
ラストの連皿発狂，やはりハードを狙う上で一番重要です．リズムもかなり難解です．同格で語られるThe Chaseよりもリズム自体は難しいような気がします．
発狂の開幕(46~47小節)だけ，先ほどのハンクラ動画を聴いて覚えてしまいましょう．聴くとわかるかもしれませんが，発狂の開幕は連皿区間の中でもリズムがかなり分かりやすいです．ランダムをかけると鍵盤に神経を持っていかれますが，正規ならその心配はいりません．片手で強引に取りに行きましょう．同時押し，着地にだけは気を付けてください．49小節は何としてでも耐えましょう．
ポイントその３
一ナン去って，また一ナン．ナン所はまだ続きます．
もうこの辺りまで来ると相当神経を使い果たしているはずです．51小節目の歯抜け皿ですらまともに押し切れず，52小節目の連皿では腕が動かなくなっているかもしれません．ですが諦めないでください．ここまで来れたら十分クリア圏内です．
リズムこそ難しいものの，51小節目の密度は薄いです．52小節目の連皿も単調なので致命傷にはならないでしょう．問題はこの53~54小節ですね．某ランカー*7もこの譜面に関してIQが低い譜面という評価をしているので，やっぱり命を刈り取る形をしているのだと思います．
さて，ここでクエスチョン．何故皿は赤いのか．かまぼこは確かに赤い．だが…
お前が見ているそれは本当にかまぼこなのか…？
そうです．あれはかまぼこではありません．実はトマトだったのです．野菜に始まり，野菜に終わる．あなたが食べた野菜たちに祈りを捧げるときです．大地と一体になり，今まで出会った全てに感謝*8しましょう．
さて．普段片手プレイをしない人も，譜面は変化しないので，単純な操作を少しずつ体に叩き込んでいけば理解できるでしょう．平行移動と着地の反復です．音ゲーとは一体なんなのか，そんなことは気にしてはいけません*9．ここを越えたらウイニングランです！！！おめでとう！！！！１！１
編集後記，何故ムービーに野菜が現れるのだろう
SCREW // owo // SCREW，恐ろしく中毒性が高い曲だと思います．ガラス瓶を叩き割るような音を聴くたびに，頭がかち割られて，脳漿がドバドバ溢れ出すような気分になれるし…かち割られてはみ出した脳みそをミキサーの中に突っ込まれて，ぐちゃぐちゃに掻き回されているような気分にまでなるし…本当に良い．そういえば，脳みそを掻き回すようなタイトルのプログレアルバムがありまして…恐怖の頭脳改革(brain salad surgery)*10って言うんですけどね，これも最高ですよ．あ！こんなところにも野菜が！！そうそう，トップの動画コメントを見てください，外国の方々が面白い指摘をしています．要約すると"Megalovaniaに似てね？"という内容です．かめりあは去年の9月ごろにMegalovaniaのアレンジをしていたらしいので，もしかしたらそれに影響を受けていたのかもしれませんね．ではでは，この記事が誰かの参考になったら幸いです．
